Burogumei Nanmoukaban

ブログ名なんも浮かばん。雑多なことを書く予定です。

揺らぎようのないものが揺らぐとどうしようもなくなる

「自分はもしかして平行世界から来たのでは?」と感じる事が、半年に一度くらいの頻度で起こる。

今まで生きてきた自分と今の自分は、ひょっとしたらちょっと違う存在なのではないか……そう思う時がある。
現実的に考えて有り得ないが、本当にこの通りだったらだったで「自分は間違っていないのにそれを証明する手段が無い」という地獄みたいな状況に陥る。本当に勘弁してほしい。

 

今回そう思うに至ったのは、「白衣のポケットにボールペンが入ったままクリーニングに出しただろう」と注意されたのがきっかけだった。
曰く直近一ヶ月で起きたことらしいのだが(一ヶ月も経つ前に早く言えや、と思うけど背景が全く分からないので何も言えない)、そもそもボールペンを失くした記憶が無い。
正確には「失くしたかも」と思ったタイミングはあったが、普通に自宅で見つけた。

そうして俺の手元には二本のボールペンがある。どうなってるんだよ。失くした記憶も無ければ新しく買った記憶も無い。
しかもどっちのボールペンもインクがよく出る。絶好調だ。本当にどうなってるんだよ。

そもそも、白衣のポケットにハサミが入っててもどこの店舗で起きたのか特定できないのにボールペンだけ俺だって断定できるのおかしくないか? 断定するならするで何で断定できたのか説明するのが筋じゃない? など後から色々思ったが、注意された直後の俺は本気で落ち込んだ。

 

他人(しかも複数人)と記憶の食い違いが起きる事がたまにあるし、それに加えて今回のボールペン……やはり俺は頭がおかしくなっているか記憶障害か何かなのではないか、むしろそうであってくれ、そもそも俺は昔から精神異常者のような振る舞いをしていたし今も周囲の人間にとって害になっているかもしれないいやそうに違いない……など長々と思考を働かせてしまい、ひどく疲れた。
俺の憂鬱感はほとんどが二次災害によるものである。何か落ち込む出来事があって、そこで深く考えなければ良いものを、芋づる式にあれやこれやと考えてしまう。
そして耳の奥で原型を留めていない言葉のような何かが蠢くような感覚を味わい、「ああ今めちゃくちゃストレス感じてるんだな」と実感する事になる。

 

そして考えすぎか何かで軽い頭痛を味わっている。
本当はこの感情も短編に変換するべきだったのだろうが、置き換えようが無かったので自分自身の話として書くしかできなかった。

なるべく淡々とした文章になるように心がけたが、果たしてこれは他人にとって読むに値する文章なのだろうか。